疑似発達障害とは
・落ち着きがない、多動、集中力がない
・思い通りいかないとかんしゃくを起こす
・姿勢保持の難しさ
・スポーツが苦手
・箸やハサミなど手先の不器用さ
・できるのに読み書きを面倒くさがる
・気分の上下が激しい
・友達と関わることへの緊張・人見知り
これらの状態が日常にあると、一般的に発達障害の発達特性があると考えられています。
しかし、「発達障害の発達特性がある」という見立てや診断をされている子どもの中に、もしかするとなんらかの要因でその発達特性が現れている可能性はないでしょうか。
十分に的確な運動をする機会がなく、運動発達の未熟さから姿勢の保持が難しいのかもしれません。
狭くなった生活空間や、スマホ・タブレットなどの使用による目の機能発達が未熟なのかもしれません。
チョコレートやジュースなどで糖分の摂りすぎや、身体に合わない食品による腸粘膜の炎症、そうした結果、栄養素が不十分で脳のスタミナ不足が起きているのかもしれません。
自律神経系の調節機能の未熟さや不具合が、生活リズムや人との関わりに影響を及ぼしているかもしれません。
こうしたさまざまな要因で、本来の力が覆われてしまっている状態を「疑似発達障害」と当協会では呼ぶことにしました。
私たちは、自閉スペクトラム症やADHD、LD等の発達特性がベースにあって、疑似発達障害がその元々の発達特性をより色濃くしている姿をしばしば見ています。
疑似発達障害の仮面が徐々に外れて、十分に発達していくと、その子の本来の姿が現れてくるでしょう。
さまざまな要因による疑似発達障害について学び、クライエントに具体的な手立てを共に考え、提供しませんか?
徒手・運動・栄養・心理の4本柱から疑似発達障害について探求し、具体的な手立てを学ぶ講座が、当協会の『疑似発達障害ケア講座』です。