献本ありがとうございます【レジリエンスを育む―ポリヴェーガル理論による発達性トラウマの治癒 】

メリークリスマス!
一般社団法人ブレイン・アクティベート協会の福田です。
みなさまのところにサンタさんはいらっしゃったでしょうか。
むしろ大人になると、サンタの役割を担うことの方が多いですね。
当協会にはなんと!
が届きました!

出版日:2019/12/2

著:キャシー・L・ケイン, ステファン・J・テレール
翻訳:花丘 ちぐさ, 浅井 咲子
3,850円
浅井咲子先生から、当協会宛に献本頂きました。
浅井先生、クリスマスプレゼントをありがとうございますヾ(o´∀`o)ノ
<目次>
Part1 発達性トラウマの理解
生まれたときは健全であるのに、やがて損なわれていくもの
第1章 関係性が発達するための基盤
安全と愛着/協働調整/つながり
第2章 「安全である」ことを知る
内受容感覚/外受容感覚/ニューロセプション/ナラティブの形成
第3章 健全な発達が阻まれるとき
エピジェネティクス/周産期トラウマ/不健全な愛着/ニューロセプションが頼りにならないとき/内受容の機能不全/他者理解や社会的交流の困難さ
第4章 調整とつながりのための神経基盤
ポリヴェーガル理論と発達性トラウマ/腹側迷走神経系/背側迷走神経系/生き残るための対価と生理学的バランス
第5章 発達性トラウマの副作用
基本構造の調整不全/生き残りをかけた生理学的反応が暴走するとき/統制場/防衛的適応/防衛的適応としての身体管理戦略
Part2 調整とレジリエンス
発達トラウマの発見と修復
第6章 逆境的小児期体験(ACE)の影響
逆境的小児期体験(ACE)研究/大人になってからの発達性トラウマの身体的影響/一般的な身体症状と反応/子どもたちに見られる発達性トラウマの影響/トラウマスペクトラム障害
第7章 「耐性の窓」と「偽りの耐性の窓」
ローカス・オブ・コントロール(LOC)/「偽りの耐性の窓」/ストレスに対処する能力を築き、「耐性の窓」を拡張する背側迷走神経系の生理学的機能に働きかける/さらに正確な内受容感覚を築く
第8章 トラウマ地図:発達性トラウマのナラティブ
言語的ナラティブ/身体的ナラティブ/言語的ナラティブと身体的ナラティブの関係を理解する/「トラウマ地図」:生理と行動/神経系の発達の視点からナラティブを見る/愛着:防衛的適応と行動システム/「ソマティックな恥」/「ソマティックな恥」に働きかける
第9章 新しい地図を創る:「調整! 」「調整! 」そして「調整! 」
「調整」について:臨床家、臨床の環境、そして予測性/「調整」の生理学的反応/「調整」という文脈の中で、行動を考える/社会的交流という「調整」に向けて/「調整」とレジリエンス/ナラティブ:新しい「調整」の地図
第10章 タッチの役割
初期の発達におけるタッチの役割/発達性トラウマに働きかける際の身体的アプローチと治療的タッチの技法
「調整」をサポートする
第11章 戦略と道筋
治療戦略/治療的タッチと「調整」/アプガースコア/カプリング力学/完了への働きかけ/安定した愛着に向けて/ソマティックな転移とソマティックな逆転移/レジリエンスを育む
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臨床で出会うクライエントさんたちに重なる内容が盛りだくさんでした。
第3章 健全な発達が阻まれるとき
HPA軸(視床下部-脳下垂体-副腎)、周産期トラウマ、子宮内トラウマといったワードもあり、ワクワクします。
読むのがとても楽しみです!
この本によって、ますます神経系と心の健康についてケアワーカーの理解が深まっていくと感じます。
このように本という形になったことに敬意を表すると共に、改めてお慶び申し上げます✨
花丘先生はじめ、浅井先生がますますご活躍されることを心よりお祈りしております✨
みなさまもどうぞお手に取っていただければと思います^^

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