「不登校」を原始反射から理解してみよう!
こんにちは。
代表の福田です。
ちょっと空気がゆるんでいますね。
紅葉は楽しまれているでしょうか。
仕事へ行くと、木々や山々の彩りが美しいです。
さて、今日は「不登校」について書きます。
いじめやからかい、友達関係の悩みなどはないのに、なぜか学校に行きたくない、行けない、という子がいます。
理由がわからなくて先生もご家族も頭を抱えているということがあります。
どうして理由がなく学校に行けなくなってしまうのでしょう?
原始反射の視点を持つと、謎が解けてきます。
もちろん自律神経系など、他の見方もあります。
何事も様々な視点で見ることが大切ですから、これは原始反射の視点からの話です。
不登校のお子さんの幼児期の話を聞くと、「登園しぶり」があったよ、入園時に園にに慣れるまで時間がかかったよ、という話を聞きます。
さらによく聞くと、園ではいい子で、普通にちゃんとやれているけれど、お家ではわがままでママが振り回されていた、という話を聞きます。
内と外、家庭と園の顔が真逆の子がいます。
どうしてでしょう?
実はここにモロー反射と恐怖麻痺反射が関わっていると、私は考えています。
家庭と園で、強く活性化する反射が違うのです。
家庭→モロー反射
活発、怒りんぼさん
園 →恐怖麻痺反射
怖くて固まる
ということが見られます。
この差が大きければ大きいほど、不登校になると経験的に実感しています。
お子さんによって、どちらの反射も強く活性化したまま、統合に向かいにくいことがあるようです。
だから、ご家族が心配していても、あるいは療育施設の職員さんが心配していても、家庭での姿が見えないので、園では「普通にしている」、「ちゃんとできている」と言われてしまいます。
さらに、
「ママが振り回されすぎているのだ」
「毅然とした態度で臨めばちゃんとできる」
と言われてしまうこともあります。
これは園での生活態度しか見ていない状況では、当然なことです。
私が思うのは、ご家庭でのモロー反射が強く活性化した状態のこの子を扱うことは、
「本当に本当に本当に大変なのだ」
ということです。
それはそれはママたちが苦労しています。
他のお子さんと比べたら10倍も20倍も、あるいはそれ以上に努力と忍耐を強いられます。
もしそう見えなくても、そうなのです。
なぜなら、ママだってニコニコ笑って子どもと食事をしたいし、遊びたいのです。
原始反射から脳と身体について学ぶことで、そんな視点を私は持てるようになりました。
みなさんも学んでみませんか。
さて、明日から土日ですね。
みなさま、どうぞ良い休日を!
代表理事 福田あかり